ワーママ限界!仕事も家事も育児もー無理せず充実した毎日を送る突破術

赤ちゃんを抱いた母親が、書類を撒き散らしている様子 ワーママ

ワーママ限界!

「朝から晩まで全力で動いているのに、家事も仕事も終わらない」
「子どもに優しくしたいのに、イライラしてばかりで自己嫌悪」

あぁ私はなんて可哀想なシンデレラ…と嘆いても、誰も助けてくれないのはナゼ!!

こんにちは。小学生と幼児を育てながら正社員で働くたねです。

朝はバタバタと家事を片付けながら子どもを送り出し、化粧は申し訳程度。

職場では突然の依頼に昼ごはんを食べ損ね、急いで帰ろうとすると暇な上司が雑談にやってくる。

帰宅後は習い事の送迎、宿題、ご飯、お風呂、寝かしつけ。

晩酌しながら仕事のメールを返し、翌日の段取りを考えたら、もう寝る時間。

まるで休む暇のない生活の中で、「このまま続けられるのかな」と不安になることもありますよね。

この記事では、同じように頑張るワーママに向けて、次の内容をまとめました。

  • ワーママが「もう無理!」と感じる共通の原因
  • 正社員として働くことがキツい理由
  • それでも辞められない背景
  • 辛さを和らげるための工夫(家庭・仕事両面から)
  • 限界を感じたときに立ち止まって考えたいこと
  • 転職やフリーランスといった選択肢

時間に追われず、仕事も子育ても家事も上手くまわるヒントを通じて、充実した毎日を過ごす一歩を踏み出しませんか。


「もう疲れた!」限界を感じるワーママに共通していること3つ

「どうして私はこんなに疲れているんだろう…」

  • ひとりでタスクを抱え込み、上手く人に頼れない
  • 心身が疲れていても、なかなか休めない
  • イライラして子どもを怒るたびに自己嫌悪

その背景には、多くのワーママが共通して抱える3つの課題があります。

ひとりでタスクを抱え込み、上手く人に頼れない

ワーママが陥りやすいのが「全部自分でやらなきゃ」という思い込み

たとえば私の知人Aさん(37歳、保育園児ママ)は、単身赴任で子どもと2人ぐらし。

それでも「給料をもらっている以上『できません』はあり得ない」と仕事も全力で頑張り続けていました。

しかし、ある日限界が来て、2ヶ月間休職。

「他人を上手に頼るのもスキルのうち」と上司に言われ、涙が止まらなかったそうです。

家事・育児でも、女性の頑張りは顕著です。

総務省の2021年「社会生活基本調査」によると、6歳未満の子どもがいる共働き世帯では、妻の1日の家事・育児時間は6時間32分、夫は1時間57分であり、妻が約4時間35分多く家事・育児を担っています。

責任感の強さが、無意識のうちに自分を追い込んでしまっているのです。

心身が疲れていても、なかなか休めない

「休みたいけど休めない」

これは多くのワーママが抱えるジレンマです。

休日にのんびりしたくても、天気が良ければ「公園に連れて行ってあげなきゃ」と、出かけてしまう。

子どもがお昼寝をしていても「今のうちに家事をやらなきゃ」と動いてしまい、結局休めず一日が終了。

家族が寝静まった後「きょうこそ早く寝よう」と思っても、せっかくの自分時間を逃すまいと、スマホやテレビを遅くまで見てしまい、再び週のはじめから寝不足に。

イライラして子どもを怒るたびに自己嫌悪

余裕がないとき、子どもに強く当たってしまうのは誰にでもあることです。

私自身も「早くしなさい!」と声を荒らげた直後、落ち込んだ様子で登校していく子どもの後ろ姿を見て、自己嫌悪に襲われた経験が何度もあります。

ベネッセ教育総合研究所の2022年の調査では、就学前の子がいる母親の7割が「子どもがわずらわしくてイライラしてしまうこと」が「よくある」「時々ある」と回答しています。

あなただけではなく、多くの母親が同じように悩んでいるのです。


ワーママが正社員で働くのがキツい理由

次に「正社員」という働き方が、特にワーママを追い込む3つの理由を見ていきましょう。

  • 時間の融通が利きにくい
  • 責任が重くプレッシャーがかかる
  • キャリアと家庭の両立が難しい

あなたにも当てはまるかもしれません。

時間の融通が利きにくい

正社員は勤務時間が固定されている場合が多く、子どもの生活リズムや予期せぬ出来事に柔軟に対応するのが難しい働き方です。

例えば、保育園や学校の行事が平日の日中に設定されていると、有給を取らなければ参加できません。

さらに、子どもが急に熱を出して保育園から呼び出されても、会議や納期の都合ですぐに抜けられないこともあります。

特に共働きでも夫の帰宅が遅い家庭では、こうした「子どもの急な対応」は母親に集中しやすくなります。

「また早退しなきゃいけない」「周囲に迷惑をかけている」と感じ、肩身の狭い思いをするママも少なくありません。

時間の自由がきかないというだけで、精神的な重圧は大きなものです。

責任が重くプレッシャーがかかる

正社員である以上、仕事に対する責任はどうしても大きくなります。

成果を出すことを求められたり、プロジェクトのリーダーや担当者として任されることもあるでしょう。

30代以降は中堅社員として仕事の責任も増してくる時期

「当然これくらいできるよね」と後輩や上司から無言のプレッシャーを感じる場面もありますよね。

責任ある仕事を引き受けながら、家では子どものお世話や家事が待っている…。

仕事と家庭の両立を「どちらも全力でやらなきゃ」と思うほど、自分を追い込み、限界を感じやすくなってしまいます。

また、真面目なママほど「中途半端にしたくない」という思いが強く、結果的に深夜まで仕事を片付けたり、休む時間を削ってでも責任を果たそうとする傾向があります。

その積み重ねが、心身の疲れを深刻化させるのです。

キャリアと家庭の両立が難しい

さらに大きな壁となるのが「キャリアと家庭の両立」です。

育児を優先しようと時短勤務を選んだとしても、仕事への意欲が高いママは「キャリアアップを諦めたくない」という気持ちを抱き続けます。

しかし現実には、プロジェクトの中心から外されることもあり、同期が次々と昇進していくのを横目で見ながら「私だけ取り残されているのでは」と不安や焦りを感じる人も少なくありません。

実力が変わらない場合はなおさらです。

また、会社によっては「子育て中の社員には責任ある仕事は任せられない」という風土が残っている場合もあります。

もっと挑戦したいのに、環境が整っていないために力を発揮できない…。

挑戦したくても、急に仕事を休む可能性がある現状を考えると、やりたいとすら言えない…。

そのギャップがモヤモヤを生み、ストレスを強めるのです。

「子どもがいてもキャリアを諦めたくない」と考えるワーママにとって、正社員という立場は安定をもたらす一方、大きな葛藤や苦しさを抱える原因にもなっています。


それでも正社員を辞めない理由

ワーママが正社員として働くことには多くの負担や葛藤が伴います。

「もう無理かもしれない」「辞めてしまいたい」と思う瞬間が何度も訪れるでしょう。

しかし実際には、多くのワーママが限界を感じながらも正社員を続けています。

なぜ、そんなにも厳しい状況に耐えてでも「辞めない」という選択をしているのでしょうか。

  • 経済的な安定が必要だから
  • キャリアを諦めたくない
  • 「退職は負け」という気持ち

3つの理由を掘り下げてみましょう。

経済的な安定が必要だから

一番大きな理由は、やはり「お金」に関する不安です。

世の中は物価高!!

1995年に74円だったチョコボールは、この30年で約100円に。

習い事の月謝も1万円超えはザラになってしまいました。

地方都市の札幌でも、新築分譲マンションの平均価格は5千万円超え。

東京23区であれば、中古マンションですら平均価格は1億円を超える時代です。

子どもを育てるには教育費がかかります。

住宅ローンや日々の生活費もあります。

さらに将来を考えると、老後の資金まで視野に入れなければなりません。

パートや派遣などの非正規雇用に切り替えると、収入が安定しにくく、ボーナスや社会保険の面でも不利になるケースが多いのが現実です。

「正社員の安定した給与と保障を手放すのは怖い」という気持ちは、多くのワーママが共感できるところでしょう。

私も、辞めたあとの生活を想像すると「教育費が足りるのか」「老後は大丈夫か」と不安が押し寄せてきます。

そのため「つらくても、辞めるわけにはいかない」と考える人が多いのです。

キャリアを諦めたくない

もう一つ大きな理由は、自分が積み上げてきたキャリアを手放したくないという思いです。

これまで何年もかけて築いてきた経験やスキルは、正社員だからこそ評価され、活かせる場面も多いもの。

「ここで辞めたら、これまで頑張ってきたことが無駄になるのでは?」という気持ちが、ワーママを踏みとどまらせます。

また、長期的に見れば子どもの手がかからなくなる時期が必ず訪れます。

そのときに再びキャリアを伸ばしたいと考えるママも少なくありません。

今はしんどくても「未来の自分のために続けておこう」と思えるのです。

特に、専門職やスキルを積み上げてきた仕事では、「ここでやめたら戻れない」という強い危機感が働き、限界を感じても続けざるを得ない状況に追い込まれます。

「退職は負け」という気持ち

そして意外と大きいのが、心理的なプライドや周囲の目の存在です。

「せっかくここまで頑張ってきたのに、辞めるなんて悔しい」

「退職したら“続けられなかった人”だと思われそう」

そんな気持ちが強く、限界を感じながらも踏みとどまってしまうママは少なくありません。

特に真面目で責任感の強い人ほど、自分に「辞める」という選択肢を許せず、意地でも続けようとしてしまうのです。

また、同僚や友人の中には仕事と育児を両立している人もいます。

「あの人にできて、私にできない訳がない」と比べてしまい、自分にムチを打って働き続けるケースもあります。


ワーママ限界!辛さやストレスを改善する方法〜家庭編〜

「限界だ」と感じる日々の中で、まず見直しやすいのは家庭での工夫です。

家事や育児のやり方を少し変えるだけでも、心の余裕や体力の回復につながります。

  • 家事を外注・時短化する
  • 家族に役割分担をお願いする
  • “完璧”をやめて手を抜く

ここでは、家庭でできる改善方法3つを紹介します。

家事を外注・時短化する

「家事は自分でやらなきゃ」という思い込みを手放すことが、負担軽減には欠かせません。

例えば、掃除や洗濯を家事代行サービスにお願いすれば、自分の時間や家族との時間を取り戻すことができます。

月に2回プロにお願いするだけで汚部屋がリセットされれば、視覚的にも大きなリフレッシュにつながります。

また、ミールキットを利用すれば、献立を考えたり買い物に行く時間も大幅に短縮。

ホットクックや食洗機、ロボット掃除機、ドラム式洗濯機などの時短家電を導入するのも効果的です。

これらはもはや必要経費

「時間を買う」と割り切れば、気持ちがぐっと楽になります。

家族に役割分担をお願いする

家事は一人で背負うものではありません。

夫や子どもにもできる範囲で役割をお願いすることが大切です。

夫には食器洗いやゴミ出し、子どもにはおもちゃの片付けや洗濯物をたたむなど、小さなことから任せていくと良いでしょう。

「自分がやったほうが早い」と思うかもしれませんが、あえて任せることで家族の「家事はみんなでやるもの」という意識も育ちます。

我が家は夫がふろ掃除担当ですが、正直「もっと丁寧にしてほしい」と思うことも。

口を出したくなるので、コンタクトを外して入ることにしました。

最初は不十分でも、「ありがとう」と(多少おおげさに)感謝を伝えることで少しずつ定着していきます。

家族全員で負担を分け合うことで、「自分だけが頑張らなければならない」という気持ちから解放され、余裕を持って子どもや仕事に向き合えるようになります。

“完璧”をやめて手を抜く

多くのワーママが無意識のうちに「家事も育児も仕事も完璧にこなさなきゃ」と思い込んでいます。

その完璧主義こそがストレスの原因です。

例えば掃除は毎日きっちりする必要はありません。

「今日はリビングだけ」と割り切って大丈夫です。

料理も毎食手作りにこだわらず、冷凍食品やレトルト、お惣菜を活用しましょう。

栄養は給食で摂っている(はず)!

「これくらいで十分」と思えるようになると、心にゆとりが生まれます。

何よりママが笑顔でいることが、家族にとっては大切です。


ワーママ限界!辛さやストレスを改善する方法〜仕事編〜

家庭で工夫しても、仕事の負担が大きければ「限界感」はなかなか解消されません。

  • 上司や同僚に業務を相談・調整する
  • 時短勤務やリモート勤務を活用する
  • キャリアプランを見直す

職場での働き方を見直し、周囲と共有しながら無理のない形に整えていくための3つのポイントを見ていきましょう。

上司や同僚に業務を相談・調整する

「忙しいのはみんな同じ」と遠慮してしまい、仕事を抱え込んでしまうワーママは多いもの。

ですが、限界を迎えてからでは遅い!

今自分がどのような業務を抱えていて、どこまでできて、何が無理なのか。

上司や同僚と積極的にコミュニケーションを取りましょう。

早めに状況を伝えることで「調整できる部分」を一緒に考えてもらえる可能性が高まります。

相談の際は状況を整理した上で、具体的に伝えるのがポイントです。

上司も自己管理ができる部下の方が、安心して仕事を任せられます。

自分一人で背負い込まずに共有することで、職場での信頼が深まり、働きやすさも格段にアップします。

時短勤務やリモート勤務を活用する

制度があっても「迷惑になるのでは」と思って利用をためらう人は多いですが、会社が用意している制度は堂々と活用しましょう。

時短勤務を選ぶことで、夕方からの家事や育児に余裕が生まれます。

リモート勤務が可能であれば、通勤時間を減らせるだけでなく、子どもの体調不良にも柔軟に対応できます。

もちろんフルタイム勤務の方が収入やキャリアには有利かもしれません。

しかし、一時的に働き方を調整することで、心身の健康や家庭を守れるなら、それは十分に価値のある選択です。

NTTが「※リモートスタンダード制度」を導入し、転勤や単身赴任を原則廃止とすることで注目を集めたように、10年前と比べても、子育てしながら働きやすい世の中に日本は急速にシフトしています。
(※社員は全国どこでも居住でき、必要な時だけ出社すればOKという制度)

まずは目の前のことを乗り越える。

そのうちに、社内の風土や制度が追い付くこともあるでしょう。

キャリアプランを見直す

「今すぐキャリアを伸ばさなければ」「同期に遅れを取りたくない」と焦る気持ちは、ワーママにとって大きなストレスになります。

ですが、育児は一生続くわけではありません。

数年経てば子どもは成長し、再び自分の時間を持てる時期がやってきます。

今は「育児優先の時期」と割り切り、「数年後にキャリアアップを目指す」と長期的に考えることで気持ちが楽になります。

キャリアはマラソンのようなもの。

短距離走のように常に全力で走り続ける必要はありません。

「今の自分にできる働き方は何か」を整理することで、無理のない形で仕事を続ける道が見えてきます。

ワーママが限界を感じた時に考えたいこと3つ

「もう無理かもしれない」と思ったとき、感情のままに動くと後悔につながることもあります。

一度立ち止まり、自分の気持ちや状況を整理することが大切です。

ここでは、考えてみたい3つの視点を紹介します。

  • 「今の仕事をなぜ始めたか」「続けている理由は何か」を振り返る
  • 「今の会社でしか叶えられないのか?」を自問する
  • 「何なら変えてもいいか」を整理する(時間・仕事内容・人間関係など)

選択のヒントが見つかるかもしれません。

「今の仕事をなぜ始めたか」「続けている理由は何か」を振り返る

毎日が忙しいと、目の前のタスクに追われるばかりで「なぜこの仕事を選んだのか」を忘れてしまいがちです。

「安定した収入のため」「やりがいがあったから」「家から近かったから」など、最初の理由を思い出すことで、今の価値観とのズレに気づけます。

改めて言葉にすることで、「続けたい」のか「手放していい」のかが、少しずつ見えてくるでしょう。

「今の会社でしか叶えられないのか?」を自問する

「昇進したい」「専門性を深めたい」「ワークライフバランスを重視したい」など、仕事に求めることは人それぞれです。

ただ、それを実現できるのは今の会社だけとは限りません。

他社や別の働き方でも叶えられる可能性があると気づくと、「今の職場にしがみつくしかない」という思い込みから解放されます。

視野を広げることで、心の余裕も生まれます。

「何なら変えてもいいか」を整理する(時間・仕事内容・人間関係など)

「勤務時間は絶対に短くしたい」「仕事内容は変わってもいい」「人間関係が合わないのは無理」など、自分にとって譲れない条件は何ですか。

これらを整理するだけで、モヤモヤが言葉になり、次の行動の指針が見えてきます。

紙に書き出したり、信頼できる人に話すのも効果的です。


転職やフリーランスも選択肢の一つ

「今の仕事を続ける」以外の道を選ぶことは、決して逃げではありません

むしろ、自分や家族の生活をより良くするための前向きな一歩です。

転職を考えるなら、いきなり大きく動く必要はありません。

まずは転職サイトに登録してみるなど、小さな行動から始めてみましょう。

「どんな働き方や職種なら自分に合うのか」を試す感覚で動くと、心の負担も軽くなります。

また、在宅ワークやフリーランスという道も広がっています。

文章を書く、デザインをする、オンラインでサポートをするなど、スキルを活かせる仕事は少しずつ増えています。

「正社員でフルタイムしか道がない」と思っていた視野を広げると、自分らしい働き方に出会えるかもしれません。


まとめ・家族も自分も大切にできる生活を目指そう

ワーママが「限界」を感じるのは、それだけ全力で頑張っている証拠です。

家事や育児、仕事のすべてを一人で完璧にこなすのは、どんな人にとっても難しいこと。

だからこそ、家庭では外注や分担、仕事では制度の活用やキャリアの見直しといった工夫を取り入れることが大切です。

また、「なぜ働くのか」「どこなら変えてもいいか」と自分に問いかけることで、進むべき方向が見え
てきます。

もし「今の働き方にこだわらなくてもいい」と思えたなら、転職やフリーランスなど新しい道に踏み出すのも立派な選択肢です。

一番大切なのは、あなたが笑顔で過ごせること。

家族のためにも、そして自分のためにも、頑張りすぎない働き方や暮らし方を見つけていきましょう。

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