仕事と家庭だけじゃない。私を支えてくれる「習い事」という世界。
仕事と家事、育児だけで1日が終わる。
ふと気がつけば、自分のことを「母」か「会社員」の物差しでしか見ていない。そんな感覚、ありませんか?
私はフルタイム勤務のワーキングマザー。小学生の息子と、保育園に通う娘がいます。
そんな私の楽しみが習い事。そのうちの一つが2週に1度のピアノ教室です。
習い事は、私を支えてくれる“もうひとつの居場所”
正直、うまくいかない日ってありますよね。
でも、そんな日にピアノの先生に「忙しい中、よく練習してきたね!」と褒められると、「ああ、私ってすごいじゃん」って思えるんです。
努力を褒めてもらえるなんて、いつぶりだろう。
仕事と家庭以外に、自分だけの小さな世界がある。
そのことが、私の心をずいぶん軽くしてくれました。
ピアノとの再会と、意外な展開
ピアノを再開したのは1年半前。
きっかけは、脳医学者・瀧靖之先生の著書「『賢い子』に育てる究極のコツ」(文響社)を読んで「息子にピアノを習わせたい」と思ったことでした。
でも、息子はちっとも興味がなさそう。
親が楽しむ姿を見せるのが一番の近道!――そう思って私が先に始めました。
依然息子は興味を持たず、通っていないんですけどね(笑)。
でも、それでもいいんです。
念願の「エリーゼのために」
私は小中学生のころにピアノを習っていたけれど、自宅ではほぼ練習せず、経験者と言うのも恥ずかしいレベル。もう一度トライしたい気持ちもありました。
久しぶりに触れる鍵盤。
初めは、ドレミファソラシドをスムーズに両手で弾くのもぎこちなかったけどーー
1年で「エリーゼのために」を弾けるようになりました。
なんといっても課題は練習時間の確保ですが、出勤前の15分を練習時間に充てています。
すぐに覚えられないし、せっかくマスターした曲もすぐに忘れる。
でも、コツコツと練習を続けられるようになったのは、大人になったからこそ。
自らの成長を感じます。
「通いやすさ」は、続ける最大のコツ
ピアノ教室は、家から徒歩2分。
ネットの口コミはよくわからないので、とりあえず近所の教室へ決めました。
仕事を終えて、子供にご飯を食べさせて、レッスンに向かうのは夜8時以降。
正直、疲れて「今日はもういいかな…」と思う日もあります。
でも、いまのところ一度もサボったことがありません(笑)。
それはやっぱり、「通いやすさ」が続ける秘訣なんだと思います。
教室までの移動とレッスンを合わせても外出時間は約50分。
(育児のシワ寄せが来ると思い、私の習い事に難色を示していた)夫にも「子供とテレビを観ていてもらえれば、すぐに帰ってくるから」とお願いしやすかったです。
誰かに見せなくても、褒められなくてもいい
大人の習い事のいちばんの良さは、「人と競わなくてもいい」ところ。
子供のころは「下手で恥ずかしいから嫌だ」と、得意なことしかやろうとしませんでした。
ピアノを披露するなんて以ての外。
でも今は違います。
自分がやりたいからやる。
子供からたまに「もう1回弾いて〜」と言われたら、それだけでめちゃ嬉しいです。
自分だけの世界、始めてみませんか?
大人になってからの習い事は、まさに自分と向き合える貴重な時間。
忙しい毎日の中でも、仕事と家庭以外に意識を向ける時間があることが、確かに私を支えてくれています。
あなたも、誰かのためじゃなく、自分のために一歩踏み出しませんか?
習い事を続けやすくするコツ
・通いやすい距離、時間を最優先
・家族の協力を得る
・完璧を求めず、楽しむことを大切に
・相性の良い先生を探す
コメント